西島雄志 展「光の粒」
2018年9月10日(月)~10月1日(月)
月ー金 12:00ー19:00
オープニングレセプション:9月10日(月)18:00ー19:30
tagboat Galleryでは、西島雄志による個展「光の粒」を開催致します。
西島雄志は1969年神奈川県生まれ。
彫刻家として数々の立体作品、インスタレーションを発表してきました。
2017年の中之条ビエンナーレにて展示された鹿の立体作品には、人の目を一瞬で奪う力がありました。
静謐な中に漂う圧倒的な存在感。
水の上に漂うように、ゆらゆらと光に照らされた鹿の作品には何か神秘的なものを感じるのです。
近くで見ると、銅線をコイルのように巻き付けたものが上から吊りさがっていることに気付きます。
西島雄志の作るインスタレーションは、一瞬にしてそれを鑑賞する人の心を鷲づかみにして、そこに長時間とどまらせる力強さがあります。
天井から落ちる光の粒はその輝きと影とで我々を癒す空間を生み出します。
少しずつ空気が冷えていく季節の変わり目、ぜひこの機会に足をお運びください。
展示作品
西島雄志
1969 神奈川県生まれ
1993 東京芸術大学美術学部彫刻科卒業
1995 東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了
個展
2002 個展(ガレリア・グラフィカbis/銀座)
2004 個展(巷房階段下/銀座)
2005 個展(ガレリア・グラフィカbis/銀座)
2006 個展(巷房・Space Kobo&Tomo・巷房階段下/銀座)
2007 個展 -ペルソナ-(Space Kobo&Tomo/銀座)
2007 個展 -しあわせのカタチ-(ambiente/代官山)
2008 個展 -存在の気配-(Gallery ef/浅草)
2009 個展 -連なる痕跡-(巷房1・巷房2・巷房階段下/銀座)
2010 個展 -光と存在と-(metal art museum hikarinotani/千葉)
グループ展
1993 グループ展「MALL EXHIBITION 1993」(TOKYO EAST21/東陽町)
1993 グループ展「MALL EXHIBITION 1993 ll」(TOKYO EAST21/東陽町)
1997 「コンクリートアートミュージアム展」三等賞受賞(名古屋国際会議場/名古屋)
2003 グループ展「DISCOVERY2003」(key gallery/銀座)
2004 グループ展「立体7人展vol9」(Gallery52/飯田橋)
2006 グループ展「「RE:2006」(GALLERIA PUNTO/池袋)
2007 「Iron Tribe 2007 Exhibit」(Burris Hall Art Gallery/New Mexico USA.)
2007 グループ展「conspiratio 4」(Lux Gallerie/京橋)
2007 グループ展「RE:2007」(GALLERIA PUNTO/池袋)
2008 グループ展「平面と立体俊英作家による作品展」(さいかや/川崎)
2008 グループ展「RE:2008 彫刻家の現場-7人の場合-」(GALLERIA PUNTO/池袋)
2009 グループ展「Archives」(シンワアートミュージアム/銀座)
2010 グループ展「STEELERS 芸大彫刻金属室で学んだ作家達 vol.7」(天王洲セントラルタワー)
2010 グループ展「七曜7人展」(ギャルリー志門/銀座)
2010 グループ展「Re:2010 さかのぼるプロセス – from worktable 」(GALLERIA PUNTO/池袋)
2011 グループ展「七曜7人展」(ギャルリー志門/銀座)
2011 「中之条ビエンナーレ 2011」(群馬県中之条町)
2011 「RE:2011 感化されたものへの挑戦」(池袋)
2012 グループ展「七曜7人展」(ギャルリー志門/銀座)
2013 グループ展「七曜7人展」(ギャルリー暁/銀座)
2014 グループ展「七曜7人展」(ギャルリー志門/銀座)
2015 「中之条ビエンナーレ 2015」(群馬県中之条町))
2017 グループ展「金属彫刻展-原武典と二十人」(いりや画廊/入谷)
2017 「中之条ビエンナーレ 2017」(群馬県中之条町)
「昔、天気の良い日に車で高速道路を走っていた。海に向かって緩やかなカーブを曲
がったとき、突然目の前に大量の光の粒がフワーっと広がった。一瞬何が起きたか
わからず『えっ?』と思ったが、それらはすぐに消え去ってしまった。目の中の
ゴミなのか空気中のチリなのかはわからないが、とても美しかった。
それからは、たまに同様の光の粒をたまに見ることが出来るようになった。霊的
なことではなく、それらは光の中に多分物理的に存在するのだと思う。意識してみ
ると見えるものがある。
光はカタチに命を与えてくれる。彫刻を作っているとそれを強く感じる。そし
てそれ故カタチは強化される。私はずっとそのカタチの強さを避けてきた。カタ
チと光のバランスを取りたかった。
視覚的に見えるカタチよりもっと光に寄ったものを表現したかった。それにより
『意識すると見えるもの』に近づくと思った。実際は見えないが確実に感じる存在
の気配。
見えるものではなく見ようとすることの対象が何なのかは、人によってそれぞれ
違うのかもしれない。」
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