石川美奈子個展「連続と変化」

石川美奈子個展「連続と変化」

tagboat Galleryでは、グラデーションで光の芸術を生み出す石川美奈子の個展「連続と変化」を開催します。

透明なアクリル板の上に数千本もの極細い線をアクリル絵具で描くことで現れるグラデーションは、まるで空気から光を一本ずつ取り出して紡いだようです。

実際に作品を観たいというファンの声をうけ、満を持してtagboat Galleryに登場いたします。

本展覧会では、平面作品に加え、大型インスタレーション作品も数点展示致します。

イルミネーションが輝く季節に、石川美奈子が色で表現する”光の世界”をご堪能下さい。

石川美奈子個展

「連続と変化」

2017年12月1日~12月27日

月-金 12:00-19:00

※12月16日土曜日は12時~17時開廊します。

※12月27日最終日は17時終了となります。

オープニングレセプション：12月1日18時～（作家も在廊します）

作家在廊予定

13日16:00~18:00、16日15:00~17:00、22日16:00~18:00、27日15:00~17:00

CONCEPT

ある地点から見るなら、今、自分がいるこの場所も、地平線の内側にのみ込まれているといえます。あらゆる事物をたたみ込み、単に線として見えているものの中に隠されているものがある、というような線があります。このように書いたからといって、私は自分の作品において、そのような線を表現しようとしているのではありませんが、この個展における制作の過程では、そのような線に意識が向いていました。

線がもつ意味の多様性や潜在性、可能性、また、自分が線を引くことの意味を日常的に考えているように思います。

無為、あるいは、無意味、無益とも思えるこの反復的な線を引く行為における時間を通してでも、意識や思考の焦点はさまざまな深度、方向、広がりをもってあらわれてきます。そこでは、微細ではありながらも新たな何かが形作られて重なり、関係し合い、変容し、ほんの少しずつでも私自身を変化させていることでしょう。

ある場合に変化は、その差異を大きくしていながらも気づかれないものになっていることもあります。その気づきにくい変化や、差異が読み取れないほどのささやかな変化の蓄積や推移にも出来るだけ意識的でありたいと思っています。

展示作品

石川美奈子

Ishikawa Minako
1974 岩手県盛岡市生まれ
1999 岩手大学大学院教育学研究科教科教育専攻美術教育専修修了

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〈個展〉
tagboat Gallery　(2017/東京）
Gallery HIRAWATA　(’16,’13,’11)
Galleries F&F　（’15/台北）
板室温泉　大黒屋サロン　（’14’12,’10/那須塩原）
GALLERY TRINITY　(’13’12,’11/東京）
西武渋谷店オルタナティブスペース　（’11/東京）
トキアートスペース　（‘09/東京）
なびす画廊　（‘08/東京）
エビデンギャラリー　（’06/広島）
袋町芸術館　(’02. ’03. ’05. ’06/広島)
諄子美術館　（’06/北上）
ギャラリー La vie　 (’00. ’01. ’02. ’05/盛岡)
遊美工房　 (’05/倉敷)
リアスアーク美術館「N.E.blood21 Vol.11 石川美奈展」　(’04/気仙沼)
Gallery彩園子　(’98. ’99. ’01. ’03/盛岡)