2018年8月24日(金)~8月31日(金)
8月26日(日)のみ休廊 12:00ー19:00
オープニングレセプション:8月24日(金)18:00ー19:30
8月22日(水)12:00〜 タグボートサイトにて一部作品先行販売開始
8月24日(金)12:00〜 タグボートサイトにて全作品販売開始
tagboat Galleryでは、ミツイ・ファイン・アーツとのコラボレーションにより特別企画として、三島喜美代による個展を開催します。
三島喜美代は1932年大阪生まれ。 85歳にして今も現役のアーティストです。
その国際的な評価はここにきて年々上がってきています。
三島喜美代の表現方法は「ゴミを陶器で作る」というものです。
1950年代から1970年までは印刷物や廃品のコラージュによる実験的な絵画作品を作っていました。
それが、70年代初め頃から新聞や雑誌の紙面、商標の印刷された段ボール箱などの活字をシルクスクリーンで転写した陶芸作品へと転向しました。
新聞、雑誌、空き缶など、情報が印字されたそのゴミは、情報としての紙の氾濫とその顛末を象徴的に示唆しており、それが陶器と同じような壊れやすい危うさを持っているといいます。
氾濫する情報に埋没する恐怖というのは現代に社会に対する批判的な考えにも通じるものです。
三島喜美代は1986年からロックフェラー財団奨学金によりニューヨークへ留学し、滞在中はアンディウォーホルやリキテンスタインとも交友があったとのこと。
これまで三島喜美代は作品の販売についてはあまり積極的ではなかったのだが、2016年のアートバーゼル香港での展示では、記憶に残る20人のアーティストの一人に選出されるなどでここに来て急激に人気を集めはじめています。
同年ニューヨークのTAKA ISHIIギャラリーにて個展を開いたときは、メトロポリタン美術館のキュレーターを始め、グッゲンハイム美術館や、MOMAのキュレーターも来るなど、その作品は大きな影響力を持ち始めています。
具体美術のアーティストとはまさに同世代ではあるが、60年におよぶキャリアで彼らと違う動きをしながらも、ここに来て時代がようやく追いついてきたのかもしれません。
今回は、ミツイ・ファイン・アーツとの共同企画によって個展を実現することができました。
草間彌生と同等の風格を身に着けるこの作品に世界中のアートファンが虜になるのは間違いありません。
ぜひご高覧ください。
●アートディーラー・三井一弘とタグボート・徳光健治のアートセミナー 開催!
このたびタグボートは、コレクターの方または、今後アートコレクションをしたいと考えている方を対象に以下のアート講座を開催いたします。
先着15名までの限定無料セミナーとなります。
アートディーラー・三井一弘とタグボート・徳光健治のアートセミナー
【次世代に残すべきアートとは】
日時:8月30日(木)19時~20時30分
場所:株式会社タグボート
東京都中央区日本橋人形町3-6-6 No.R日本橋人形町3F
費用: 無料
登壇者
三井一弘:
アートディーラー。ミツイ・ファイン・アーツ 代表、水野学園 理事。
1970年横浜生まれ。米国NBS Chapman University校卒業。国内にて現代美術アーティストとして活動した後、アートディーラーに転身。
美術界で世界的権威を持つ画廊・ウィルデンスタイン(NY)の東京店にて、イタリア・ルネサンス絵画や印象派、現代美術、版画、写真、プリミティブ・アート(原始美術)など、多岐にわたって取り扱う。
2016年に独立し、現在は、古典美術から現代アート作品までコレクターに紹介するかたわら、アートに興味を持つ初心者向けに、現代アートとアート市場についてセミナーで講演するなど、精力的に活動。斬新な切り口によるわかりやすい解説が注目を集めている。
今回のセミナーでは、美術史と作家のキャラクターの二つの軸からひも解いていくと分かる、次世代に残すべきアートとは何かを考えていきます。
歴史に名を残すアートの本質とその謎を探っていくほか、次世代に残すべきアートをどのように見極めて買ったらよいか、次世代に残りそうな作品選びのヒント、現代アートの潮流などについてお話をいたします。
85歳にして現役で活躍する三島喜美代の世界観についても余すことなく解説させて頂きます。
その後は参加の皆様からのご質問なお悩みにも個別にお答えできるようQ&Aのお時間をたっぷり取ってお話ができればと思います。
お申込みは以下のフォームからご応募ください。
https://fs223.formasp.jp/x857/form3/
ARTWORKS
先行販売作品
他展示作品(8月24日12:00より販売開始)