2019年6月28日(金)~8月1日(木)
営業時間:11:00-20:00 (*最終日8月1日は18:00まで)
入場無料
会場 :阪急MEN’s TOKYO ギャラリータグボート
〒100-8488 東京都千代田区有楽町2-5-1 阪急MEN’s TOKYO 7F
オープニングパーティー:6月28日(金)18:00-20:00
銀座、阪急MEN’s TOKYOに誕生したギャラリータグボートでは、近現代の遺物をモチーフに、当時の資料を用いて立体制作やインスタレーションを行う気鋭のアーティスト、足立篤史氏による個展「archive」を開催します。
1988年、神奈川県横須賀市に生まれた足立氏は、幼いころから海上自衛隊や米軍基地の基地開放に訪れ、模型づくりに親しんできました。海底に沈んだ戦艦、標本のように並べられたミニチュアの戦闘機、文字が焼きつき古ぼけた写真。足立氏の生み出す歴史の遺物は古い新聞記事で覆われて、無機物でありながらもどこか温かみを感じさせます。東京造形大学美術学科彫刻専攻の時代から一貫して、「記憶を記録すること」をコンセプトに制作を行っており、模型の表面に当時の資料を重ねることによって、「無機物に宿る記憶」を表現しようと試みています。
第18回岡本太郎現代芸術賞の入選や、東京都美術館でのグループ展「神紙」への出品など、近年目覚ましい活躍をしている足立氏。2018年には台湾・台中で開催されたタグボート主催のアートフェアにて展示した大型インスタレーションが好評を博しました。タグボートでは初めての個展となる本展では、文字と写真を用いた最新作から、人気の高い旧作も合わせて一挙に展示販売いたします。
日本の現代アートを担っていく注目の作家、足立篤史氏の作品を、新旧合わせてご覧いただけるまたとないこの機会。お見逃しなくご覧ください。
作品は6月28日(金)から8月1日(木)まで銀座・阪急メンズ東京7F tagboat ギャラリースペースにて販売しておりますので、そちらでご購入ください。
目玉作品をさらに詳しくご紹介
ここでしか読めない裏話も?!既に展覧会にお越しくだださった方も、まだの方も、より作品をお楽しみいただけます。ぜひご覧ください。
にて8月2日(金)よりオンラインで販売開始いたします。
各作品ページ内の「ASK」下部「お問い合わせはこちら」からご予約ください。
ただし、展覧会会期中に売約済みとなることがございますので、ご承知おきください。
Record #3
¥95,364
Record #4
¥95,364
Bottom- 26°12’45”N,127°40’51”W
¥432,000
Bottom- 52° 52′ 01.84″ N,4° 08′ 00.88″W
¥270,000
“why not do it with some style!”
¥432,000
fragment_1
¥648,000
fragment_5
¥216,000
fragment_4
¥216,000
fragment_F4U
¥34,830
足立篤史
1988 神奈川県横須賀市生まれ
2014 東京造形大学美術学科彫刻専攻卒業
【個展】
2017 -みちき- / おだわら城町アートプロジェクト 旧瀬戸たばこ店
月世界の小さな宇宙の夢 / JINEN GALLERY月世界の小さな宇宙の夢 / JINEN GALLERY
2016 醜美ノ記憶 / LOWER AKIHABARA
2015 白夜ノ見ル夢 / JINEN GALLERY
2014 残光 -ZANKOU- / 神楽坂
記憶-Kioku- / New York
2013 ATSUSHI ADACHI EXHIBITION 改 KAI / Azabujuban Gallery
【グループ展】
2018 東美アートフェア2018 / 東京美術倶楽部 ,東京、TOKYO ILLUSION / Dali Art Center 台中
ブレイク前夜~次世代の芸術家たち~ 展 / Bunkamura Gallery 東京
13th TAGBOAT AWARD 入選者グループ展 / IID世田谷ものづくり学校 東京 (入選)
2017 TAMA VIVANT Ⅱ 2017 -ポガティブ- /多摩美術大学 アートテイク・ギャラリー、パルテノン多摩
創造他人 /spiral garden
2016 都美セレクショングループ展 「紙神」/ 東京都美術館
11th TAGBOAT AWARD 入選者グループ展 / IID世田谷ものづくり学校 (入選)
JINEN GALLERY 取り扱い作家展 / JINEN GALLERY
2015 第18回 岡本太郎 現代芸術賞 / 川崎市岡本太郎美術館 (入選)
JINEN GALLERY OPENING EXHIBITION / JINEN GALLERY
2014 ZOKEI賞選抜作品展/ 東京造形大学附属美術館
第1回CAF賞入選者展/ 東京 TABLOID GALLERY (入選)
東京五美術大学連合卒業・修了制作展 / 東京 国立新美術館
東京造形大学卒業研究・卒業制作展(ZOKEI展)/ 東京造形大学
2013 GEISAI#18 Point Ranking受賞者展 / Hidari Zingaro
2012 ハートのエースを見つけよう展 / 銀座三越
銀座三越ギャラリー / 銀座三越
2011 The Six 2011 /ラフォーレ原宿 (入選)
Face to Face to Face展 / Cafe`et Galrie Moineau
2010 via art 2010 / シンワアートミュージアム (入選)
【アートフェア】
2015-東美アートフェア2015 / 東京美術倶楽部
2013-Affordable Art Fair Singapore/シンガポール
-EMERGING DIRECTORS` ART FAIR ULTRA 006 / スパイラルガーデン
-Art Expo Malaysia 2013 / マレーシア
-ART KAOSHIUNG / 高尾
【受賞歴】
2014-東京造形大学卒業研究・卒業制作展 ZOKEI賞 受賞
2013-GEISAI#18 Point Ranking 9位受賞
CONCEPT
-archive-
記憶とは記録することに意味がある。
人類の進化は記録を残すことにより発展していった、言葉を生み、絵を残し、文字を作り、写真を発明した。
だが全てが残されてきたわけではなく、選別され、選ばれた物だけが現代に語り継がれてきただけである。
その選択はまるで遺伝子情報の様にろ過され、有益なもののみを残そうと行われてきた、それが人類の記録である。
ではそれ以外の「記憶」はどうなるのか。
全てが消えていくわけではないが、それは少しずつ腐敗し、いつかは「無」へと変わっていった。
しかし、その記憶が消えることは、その真実が消え、虚偽が事実として記録されてしまうことであり、
それは記録の死である。
その全てを記録する必要がある。失われる事実も、上書きされる虚偽も。