2021年1月5日(火) ~ 2021年1月25日(月)
営業時間:11:00-19:00
*最終日は18時close、他、館の営業時間に準ずる
入場無料
会場:阪急MEN’S TOKYO タグボート
〒100-8488 東京都千代田区有楽町2-5-1 阪急MEN’S TOKYO 7F
銀座、阪急MEN’S TOKYO 7F、タグボートのギャラリースペースにて、現代アーティスト・ヒロ杉山によるキュレーション「ヘタうま展」を開催いたします。
80年代に突如生まれた「ヘタうま」ブーム。
バブルへと進む時代を変えたのはパルコ文化というサブカルチャーでした。その後も色あせないクリエイター達の作品たちが今ここに出現します。
1970年代後半はエアブラシで描いたスーパーリアリズムが全盛でしたが、80年代になって突如「ヘタうま」ブームが勃興しました。サブカルチャー誌の『ビックリハウス』や『宝島』に掲載された新しい才能が誌面を賑わしていた時代です。
一方、パルコ主催の「日本グラフィック展」という公募展では、1982年にダンボールに落描きや切り貼りを施した日比野克彦が大賞に選ばれて一躍時代の寵児となりました。1985年の「日本グラフィック展」への応募は5,395点というとんでもない数になり、多くの若手クリエイターが出現するキッカケとなったのです。
「ヘタうま - パルコ - 反イラストレーション」という当時の新しい構図によって、キッチュなパロディ作品や、イラストの常識からは考えられないような面白い作品が増えていきました。その後、ほどなくしてバブル経済は崩壊しましたが、80年代のサブカルチャーの持つ自由なスピリッツは今も健在です。
今回はヘタうま世代を代表するアーティストのヒロ杉山のキュレーションによるセレクションとなっています。実際にヘタうまの世代を生きてきたアーティストと、ヘタうまのスピリッツを受け継いできた若手アーティストとの両方がセレクトされ、その違いを楽しむこともできます。
郷愁を感じながらも色あせないクリエイター達の作品を今あらためて阪急メンズ東京で感じ取ってください。
出展作家情報
東京生まれ 湯村輝彦氏に師事、その後フリーランスとなる。
1997 年エンライトメント設立。
スージー甘金
1956 年 3 月 20 日、東京生まれ。たぶんイラストレーター。
1970 年代にへたうまという言葉の生みの親であるテリー・ジョンスン ( 湯村輝彦氏 ) 作画の不
条理漫画『ペンギンごはん』( 糸井重里原作 ) に出会ってしまい、イラストや漫画の概念をく
つがえさせられる。
1968 年埼玉県深谷市生まれ。
桑沢デザイン研究所卒業後フリーのイラストレータとして活動をスタート、1993年頃よ
りアクリル絵具を使用したイラストで、雑誌、広告などにイラストを提供する。
ONO-CHAN
日常生活の景色やネット画像の収集を日課とし、それらから生みだすシュールな世界をポ
ップかつ鮮明に描く。
加古万貴
1994 年生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒。
プラスチック製品や公共機器などを題材とした絵画作品を制作。
その他、文字情報を機械的に変換処理した絵画シリーズも展開している。
笹部紀成
1973 年神奈川県生まれ。東洋美術学校卒。
イラストレーターとして、雑誌、書籍に作品を寄稿しながら、 個展、グループ展にて作品を発表。
イラストレーター、マンガ家、図画工作家。
東京を拠点に近年はソウル、香港、深圳、台北で個展、バンコクや上海のアートフェアに出展するなど国内外で活動。形態、手法にこだわらずに制作している。
櫻井万里明
1996 年生まれ多摩美術大学卒業。
在学中からアーティストとしての活動をスタートし、現在は作品制作を中心に壁画制作、アパレルブランドとのコラボなど活動の場は多岐にわたる。
PROFILE
東京生まれ 湯村輝彦氏に師事、その後フリーランスとなる。 1997 年エンライトメント設立。
– 経歴 –
2020 DROP SHADOW/TAGBOAT/東京
2018 ONE HUNDRED AND EIGHT/ADギャラリー/東京
2016 EVERYTHING IS CONNECTED/ADギャラリー/東京
2016 SPOTLIGHT/ヒロミヨシイ ロッポンギ/東京
2014 ELM15/EYE OF GYRE/東京
2014 LEVEL OF ABSTRACTION/ADギャラリー/東京
2014 OBIT /ヒロミヨシイ ロッポンギ/東京
2012 NEW ABSTRACT/ヒロミヨシイ ロッポンギ/東京
2010 AD 2010/ヒロミヨシイ・ギャラリー/東京
2009 SHANGHAI DREAM/SWFCアート&デザインストア/上海
2007 The Borderline/ヒロミヨシイ・ギャラリー/東京
2006 ENTRANCE TO ANOTHER WORLD/ディアージュ/上海
2005 LIE OF MIRROR/ヒロミヨシイ・ギャラリー/東京
2005 LIE OF MIRROR/チェンジング・ロール・ ギャラリー/イタリア