2021年3月5日(金) ~ 2021年3月25日(木)
営業時間:11:00-19:00
*最終日は18時close、他、館の営業時間に準ずる
入場無料
会場:阪急MEN’S TOKYO タグボート
〒100-8488 東京都千代田区有楽町2-5-1 阪急MEN’S TOKYO 7F
銀座、阪急MEN’S TOKYO 7F、タグボートのギャラリースペースにて、現代アーティスト・工藤千紘による個展「Bittersweet」を開催いたします。
青森出身の彼女は名古屋芸術大学の大学院を修了後、損保ジャパンのFACE展やタグボートアワードで入選を遂げました。さらに、名古屋芸術大学では理事長賞を獲得するほどの実力者です。
そんな彼女の描く女性像はほのぼのとした雰囲気の中に奇妙さと可愛さの絶妙なバランスが上手く表現されています。
まっすぐにこちらを見つめるあどけない少女、薄く透明感ある油彩と水彩の色相が層をなして描写される色彩の濃淡。滲むような色使いで描かれたポートレートには、やさしさや穏やかさに加え見るものに何かを訴えかけるような静かな迫力があります。
作品全体から溢れだす情感には、作家がキャンバスと対峙したときの逡巡が描き表れており、私たちに忘れてしまった幼いころの葛藤を思い出させてくれます。
タグボートでは2回目の個展となる本展では、新作を含む約17点の作品を展示・販売致します。工藤千紘独自の感性で追求された、無垢で純粋な作品世界を是非ご高覧ください。
※阪急メンズ東京8階(有楽町マリオン8階)からのご入場はお断りしております。
※作品購入は、原則ご本人様が行ってください。
※全て1点もののため、販売状況によりご希望の作品をご購入できない場合がございます。
※商談成立後のキャンセル、お取り置きは不可とさせていただきます。
【CONCEPT】
出来るだけ健康で居よう、出来るだけ元気で居よう。そういう風に振る舞うことが増えた。
それは一見すると良いことかもしれないが、自分を知らず知らずのうちに蔑ろにすることが増え、苦痛を隠し持つようになった。
それを思うと、苦痛と向き合ったほうが幸福感があることに気が付いた。
痛いときは痛くて、悲しいときは悲しいと感じられるほうが幸せだった。
絵に対してどのくらい正直で居られるのだろうか、と思いながら描く。絵の具の痕跡はその時の甘えも苦味も、正直に伝えてしまう。気持ちよく描けた筆跡も、感情的で汚れた筆跡もキャンバスに残されていく。
きっとその重なりが幸福感を与えてくれるのだと信じ、描いている。
工藤千紘
【PROFILE】
工藤千紘 Chihiro Kudo
Twitter @Tranfagarasan
Tumblerhttps://chihirosantokudosan.tumblr.com/
1989 青森県出身
2014 名古屋芸術大学大学院修了
現在 愛知県を拠点に活動
個展
2014 「CHILD PUNCH」アートギャラリー水無月、岐阜
2017 アートギャラリー水無月、岐阜
2018 「Art×Structure」フォルテック一級建築士事務所、東京
2018 「ただ、息をする」ギャラリーヴァルール、愛知
2019 アートギャラリー水無月、岐阜
「誰そ彼」ギャラリーヴァルール、愛知
2020 「Pure White」ギャラリータグボート、東京
「影踏みをしなくなった日」ギャラリーヴァルール、愛知
主なグループ展
2009「第4回 三菱商事アート・ゲート・プログラム」EYE OF GYRE、東京
2012「EMERGING DIRECTORS’ ART FAIR: ULTRA 005」Spiral Garden、東京
2013「3331 ART COLLECTOR FAIR」3331 1F メインギャラリー、東京
「CBC 翔け!二十歳の記憶展」CBCスタジオギャラリー、愛知
2014「若手作家刺激プログラム『motion#2』」市民ギャラリー矢田、愛知
2015「back and forth」ギャラリーヴァルール、愛知
2016「FACE 2016 損保ジャパン日本興亜美術賞展」東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館、東京
「第11回TAGBOAT AWARD 入選者展」IID 世田谷ものづくり学校、東京
2017「てすさみ」ギャラリーヴァルール、愛知
「TAGBOAT ARTISTS EXHIBITION Vol.1」ヒューリックホール、東京
2018「FACE 2018 損保ジャパン日本興亜美術賞展」東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館、東京
「TOKYO ILLUSION」Dali Art藝術廣場、台湾
「シェル美術賞2018」新国立美術館1階展示室1B、東京
2019「秋季當代藝術沙龍展」台北オークションセンター、台湾