2019年5月24日(金)~6月27日(木)
営業時間:11:00-20:00
入場無料
会場 :阪急MEN’s TOKYO ギャラリータグボート
〒100-8488 東京都千代田区有楽町2-5-1 阪急MEN’s TOKYO 7F
オープニングパーティー:5月24日(金)18:00-20:00
銀座、阪急MEN’s TOKYOに誕生したギャラリータグボートでは、直線とグラデーションで「光」を表現しつづける注目のアーティスト、石川美奈子氏による個展「Wavelength」を開催します。
一本一本手で引かれた潔い直線。ゆるやかにうつろう透明な色彩。アクリル板の上に繊細な線を連ねることで現れるグラデーションは、空気から光を一本ずつ取り出して紡ぐイメージで制作しているのだと、石川美奈子は語ります。カラフルなグラデーションは見る角度によって色が変わり、まるで目の前に虹が現れたかのようです。
岩手県盛岡市に生まれた石川美奈子は、学生時代から精力的に作品を発表しながら活動し、近年では台湾で展覧会を開催するなど、国際的な舞台でも高い評価を得るようになりました。
タグボートでは2度目となる本個展では、石川美奈子のグラデーションが壁を一周し、ギャラリーの中に色の環を生み出します。神業のように均一に引かれた線と色彩のグラデーション、そうして表現された「光」に取り囲まれたとき、一体私たちは何を感じ取ることができるのでしょうか。
圧倒的な透明感と繊細さでファンを増やし続ける石川美奈子の真骨頂を、ご高覧ください。
作品は5月23日(金)から6月27日(木)まで銀座・阪急メンズ東京7F tagboat ギャラリースペースにて販売しておりますので、そちらでご購入ください。
石川美奈子作品販売ページ にて6月28日(金)よりオンラインで販売開始いたします。
各作品ページ内の「ASK」下部「お問い合わせはこちら」からご予約ください。
ただし、展覧会会期中に売約済みとなることがございますので、ご承知おきください。
Another portrait -self-portrait- |
23,706円(税込)
Wavelengths_09
188,730円(税込)
Wavelengths_06
188,730円(税込)
Wavelengths_01
188,730円(税込)
Wavelengths_05
245,970円(税込)
Wavelengths_02 |
245,970円(税込)
Wavelengths_04 |
309,690円(税込)
Wavelengths_03 |
309,690円(税込)
Wavelengths_07 |
309,690円(税込)
Wavelengths_08
309,690円(税込)
Wavelength_05
188,730円(税込)
Wavelength_04
188,730円(税込)
Wavelength_03
309,690円(税込)
Wavelength_01 |
309,690円(税込)
1974 岩手県盛岡市生まれ
1999 岩手大学大学院教育学研究科教科教育専攻美術教育専修修了
〈個展〉
tagboat Gallery (2017/東京)
Gallery HIRAWATA (’16,’13,’11/藤沢)
Galleries F&F (’15/台北)
板室温泉 大黒屋サロン (’14’12,’10/那須塩原)
GALLERY TRINITY (’13’12,’11/東京)
西武渋谷店オルタナティブスペース (’11/東京)
リアスアーク美術館「N.E.blood21 Vol.11 石川美奈子展」 (’04/気仙沼)
〈グループ展〉
2018 「TOKYO ILLUSION 」(Dari Art Apace、台中)
2016 「星空下的回望」(駁二芸術特区大義倉庫、高雄)
2015 「Feb.」 (神奈川県民ホール、横浜)
2014 「リキテックスアートプライズ2014」 (3331Arts Chiyoda、東京)
「 リアスアーク美術館開館20周年記念特別展震災と表現BOX ART共有するためのメタファー」 (リアスアーク美術館、気仙沼)
「 第9回タグボートアワード入賞者グループ展」 (Theatre CYBIRD、東京/ Galleries F&F、台北)
2013 「 シブヤスタイルvol.7」 (西武渋谷店、東京)(2010年、2011年、2012年)
「 小田原ビエンナーレ」 (清閑亭、小田原)
2012 「 Year-end Gift展」 (GALLERY TRINITY、東京)
「MY Way 2012」 (shonandai MY Gallery、東京)
「 MY duo 2012」 (shonandai MY Gallery、東京)
2011 「会津・漆の芸術祭」 (末嘉酒造嘉永蔵、会津若松)
「TOHOKU-SCOTLAND」 (エジンバラ芸術大学スカルプチャー・コート,Scotland,UK)
「 Postcards From Japan 」 (St John’s Church,Edinburgh,UK/.Japan Society Gallery,NY,USA)
「下馬-ト”mai collection”」 ( cafe kitchen gardenn、東京)
「東日本大震災支援チャリティーProjectArk vol.1~北からのメッセージ~」 (GALLERY TOMURA、東京)
「 6th TAGBOAT AWARD 入選者グループ展」 (世田谷ものづくり学校、東京)
「unbleached vol.7」 (GALLERY TRINITY、東京)
2010 「YOUNG ARTIST JAPAN vol.3」 (東京交通会館、東京)(2009年)
「 岩手県公会堂アートショウ+」 (岩手県公会堂、盛岡)
2009 「18+∞展」 (目黒区美術館区民ギャラリー、東京)
「 未来へつなぐ木」展 (赤レンガ倉庫、横浜)
「 アートフェスタ岩手2008-岩手芸術祭推薦作家展–」 (岩手県立美術館、盛岡)
2007 「アート・記憶・場所」 (岩手県立美術館、盛岡)
「 岩手県公会堂アートショウ2007」 (岩手県公会堂、岩手県盛岡() 2005年)
「 奥の若手道 N.E.blood21~東北北海道の明日~」 (リアスアーク美術館、宮城県気仙沼市/北海道立函館
美術館、北海道函館市/北網圏北見文化センター美術館、北海道北見市/鶴岡アートフォーラム、山形県鶴岡市 ’08)
2006 「 ISHIGAMI ART WAIK 石神の丘アートウォーク2006」 (石神の丘美術館、岩手県岩手町)
「 アートフェスタいわて2005-岩手芸術祭選抜展–」 (岩手県立美術館、岩手県盛岡市)( 2003年)
2005 「 街かど美術館アート@つちざわ<土澤>」 (岩手県東和町(現花巻)) 他
「滝沢アートフィールド 2005」 (相ノ沢キャンプ場、岩手県滝沢村)(2003年)
「 第58回岩手県芸術祭美術展」 (岩手県民会館、岩手県盛岡市)(2003年、2002年、2001年)
2003 「 第22回 今立現代美術紙展’03」 (今立芸術館、福井県今立町(現越前市))
「 『東京いまだて物語』紙展入賞作品展」 (旧桜川小学校、東京)
2002 「 岩手県美術選奨作家展」 (ギャラリーおでって、岩手県盛岡市)
2001 「 キリンアートアワード2001 受賞作品展」 (キリンビール本社ビル、東京/KPO大阪,大阪/キリンビール株式会社名古屋工場、愛知県清須市)
〈アートフェア〉
Art Kaohsiung 高雄、台湾 (’14,’15,’16)
〈受賞歴〉
2014 第9回タグボートアワード グランプリ
2010 YOUNG ARTIST JAPAN vol.3 準グランプリ
2005 岩手芸術祭現代美術部門 芸術祭賞(2003年)
2003 第22回今立現代美術紙展’03 特別賞
2001 キリンアートアワード2001 奨励賞
〈パブリックコレクション〉
熱海後楽園ホテル (静岡県熱海市)
リアスアーク美術館 (宮城県気仙沼市)
CONCEPT
携帯をはじめ、多くのものが無線で繋がるようになり、見ることの出来ない電波などが自分の周囲にはどれだけ存在し、どんな風にこの空気中を行き交っているのだろうとぼんやり考え、またそれらが不可視領域の電磁波であるなら、私が常に接している色もその仲間なのだろうか?と考えながらも、なかなか理解出来ず、一度ラジオか何かで聞いた研究が気になり、検索してみると、
NATIONAL GEOGRAPHICのwebページに
––––魚類から霊長類まで、広く深く色覚を追究している河村正二先生の研究室に行ってみた!(文=川端裕人、写真=内海裕之)
という記事を見つけました。その最初の方には、
「まず、色というのはそもそも光線にくっついているものでもなく、物質についているものでもない–––。その波長の違いによって光線を識別できる感覚が色覚です。–––––識別しているということは、つまり脳が色を塗っていると思ってください。」
とあり、その後には、ヒトの脳がその波長をどのように識別しているのかや他の生物の例、ヒトの視物質の進化についてなどが書かれてあり、私にとって、とても興味深いものでした。興味深いだけではなく、これまでの色について、また物が見えるということについての認識の角度が変わるような出来事だったと思うのです。これまでも、光や物に色がついているわけでないということは理解していたつもりですが、光の刺激を受容する側の視細胞や視物質またその進化という知識に触れたことはなかったと思うのです。それで具体的に何が分かり、自分の認識がどう変わったのかをうまく言葉にすることは出来ていないのですが、変わったということははっきりと感じていています。
ここで学んだ目のつくりをはじめ、周囲は、私にとってまだまだ、自分の理解の及ばない、不思議だらけの場所なので、少しずつでもそこを知ることで、自分の感じられる、考えられる世界をこれからも広げていきたいと思っています