2021年3月26日(金) ~ 2021年4月15日(木)
営業時間:11:00-20:00
*最終日は18時close、他、館の営業時間に準ずる
入場無料
会場:阪急MEN’S TOKYO タグボート
〒100-8488 東京都千代田区有楽町2-5-1 阪急MEN’S TOKYO 7F
銀座、阪急MEN’S TOKYO 7F、タグボートのギャラリースペースにて、消しゴム版画アーティスト・ナンシー関による個展「消しゴム版画の世界 The world of eraser prints」を開催いたします。
消しゴム版画家とコラムニストという二つの肩書きを持つナンシー関が亡くなって、18年の年月が過ぎた。
テレビのワイドショーは時が経った今も活況で毎日のようにさまざまな芸能人のことをネタに騒いでいる。
そこではコメンテーターがいかにもな正論を言ってはいるがまったく毒がない。毒を吐けばSNSで拡散されてイメージダウンが避けられない今としては、そのような至って普通の言動が好まれるのだろう。
もし今ナンシー関が生きていたらこのコロナ禍をどのように切り取っていただろうか。小池百合子、岡田晴恵、玉川徹などをネタにどういう版画を作ってコメントを載せるだろうか。世の中を斜めから見て鋭い切り口で一刀両断にする観察眼は今見ても面白い。特に版画に書かれる言葉はいかにもその人が言いそうで且つホントに言ってたら絶対に笑ってしまうような一言だ。
ナンシー関の消しゴム版画はこのような過去の芸能界の歴史の変遷がこの数十年で何も変わっていない現実を突きつけられる。ちょっと軽いけど、なんとなく含蓄のあるコラムとそこに書かれた一言。そういった芸能人の版画を部屋に飾りながら当時のことを思い出し、ニヤニヤと笑っている人がいることをナンシー関は予想していただろうか。
歴史の目撃者として、残されたこの作品を是非ご高覧下さい。
※商談成立後のキャンセル、お取り置きは不可とさせていただきます。
「untitled S25」
14.8 x 10.5 cm 消しゴム版画
「 untitled S39」
14.8 x 10.5 cm 消しゴム版画
「 untitled S18」
14.8 x 10.5 cm 消しゴム版画
「untitled L4」
29.7 x 21 cm 消しゴム版画
「 untitled M15」ed-/5
29.7 x 21 cm ジークレープリント
▼ ナンシー関 作品購入ECサイト
https://ec.tagboat.com/eccube_jp/html/products/list.php?author_id=100638&tngs_flg=0
PROFILE
ナンシー関 Nancy Seki
1962 青森県出身
日本の版画家、コラムニスト
1984 消しゴム版画家としてデビュー
1990 テレビコラムの連載スタート
1991 最初の単行本『ナンシー関の顔面手帖』出版
2002 6月12日逝去。享年39歳。
個展
2008 東京、名古屋、仙台、札幌、青森にて回顧展『ナンシー関 大ハンコ展』開催。
2014 渋谷パルコにて個展『顔面遊園地 ナンシー関 消しゴムの鬼』開催。