2025年1月8日(水) ~ 1月25日(土)
営業時間:11:00-19:00 休廊:日月祝
※初日1月8日(水)は17:00オープンとなります。
※オープニングレセプション:1月8日(水)18:00-20:00
入場無料・予約不要
会場:tagboat 〒103-0006 東京都中央区日本橋富沢町7-1 ザ・パークレックス人形町 1F
tagboatにて、現代アーティスト・鈴木ひょっとこによる個展「state of flux」を開催いたします。
浮世絵のユーモアや風刺に影響を受けた鈴木ひょっとこは、家電や食品といった日常の消費物を鮮やかな色彩と独自の構図で描き、時代を超えた物語を紡いできました。本展では、人気シリーズの「家電図」や「スイーツ」に加え、作家自身の体験から生まれた新作を発表します。
「state of flux」というタイトルには、万物流転の中で変化を受け入れ、新たな方向性を模索する意味が込められています。これらの作品群は、昨年作家が直面した身近な人の急逝やその後の変化を経て生まれました。その制作過程では、生と死、時間や感情の移ろいをモチーフに、人間の普遍性に向き合う問いが描かれています。
これまでのユーモアやポップを基調とした作風に通じる要素を残しながらも、新たな側面を感じさせる作品をどうぞご高覧ください。
All things are in a state of flux.という一文は、万物流転という意味を表し、その一部分であるこの個展タイトルの「state of flux」という言葉は、重要な出来事等があった後で、行動の新しい方向性を決める前に何をすべきか、という不確定な状態を表す言葉なのだそうです。
今回の作品は主に昨年描かれた新作ですが、それらは一つのテーマに沿った作品群ではなく、音楽で言うところのオムニバス盤のように、その作品ごとに描かれた心境や表現したいことが異なる作品を集めました。
私事ですが昨年肉親が急逝し、その後連鎖的に起こった様々な出来事に直面し、不本意ながら自身の作品を描くことができない期間もありました。
昨今ニュースで見聞きしている戦争の話題などで、漠然とした悲しみとしてイメージしていた人の死を目の当たりにした体験は、何年もの間絵だけに没頭していた私に変化をもたらし、結果として、新しい考え方や作風の変化を模索するきっかけとなりました。
制作している間、負の感情をどのように受け止め、それらをどう乗り越えていけばよいか、私自身が限りある時間をこれからどう消費していくべきなのか、様々な思いが巡っていきました。絵を描く間それらと向き合い、心の中のざらつきを少しづつ流しながら前を向けるようになっていったと思います。
そういう意味では今回の作品は「生と死」というテーマでもあるので、これまでに私が築いてきたユーモアやポップの世界の延長上とは異なるアプローチの作風ではあるかもしれませんが、ご覧になった方々に鈴木ひょっとこの作品の新しい側面を感じて頂ければ幸いです。
鈴木ひょっとこ
【鈴木ひょっとこ個展「state of flux」一部作品事前抽選フォーム】
※お申込み受付中!
抽選応募期間:2024年12月17日(火)~12月24日(火)
当選連絡:2024年12月25日(水)
支払い締め切り:2025年1月5日(日)まで
【抽選方法】
12月17日(火)~12月24日(火)の抽選応募期間中に、こちらの応募フォームよりお申込いただいたお客様の中から抽選で作品を販売させていただきます。
・注意事項(お申し込みは下記にご同意いただけたものとみなします)
※お一人様4点までお申込みが可能ですが、すべてご当選の可能性もございますので、購入意思のある作品のみ選択してください。
※ご当選後の変更・キャンセル(取り消し)はできません 。
※当落の発表は大変恐れ入りますが当選者様のみにご連絡させていただきますので予めご了承くださいませ。
※鈴木ひょっとこ個展「state of flux」出展作品となります。作品は弊社ギャラリーに展示しているのため、会期終了後約3週間でのお届けとなります。
※当選された場合、3年間の転売厳禁とさせていただきます。また美術専門ではない個人売買サイト、買取業者への転売はされないようお願い申し上げます。
・当選発表について
当選結果は、当選者の方のみメール(tagboat.exhibitions@gmail.com)にてご連絡いたします。
・ご購入方法
当選者の方へお送りするメールに記載されたURLよりご購入ページにお入りいただけます。お支払はクレジットカードまたは銀行振込です。
オンライン販売開始:1月8日(水)20:00から
オープニングレセプション
開催日時:2025年1月8日(水)18:00-20:00
会場:tagboat
※入場無料・予約不要
どなたでもご参加いただけます。
鈴木ひょっとこ Suzuki Hyottoko
2003 武蔵野美術大学造形学部油絵学科入学(三年次転学科)
2007 武蔵野美術大学造形学部映像学科アニメーション専攻卒業
2019 illustration誌(玄光社) 第210回TheChoice 入選
2020 illustration誌(玄光社) 第215回TheChoice 入選
2021 個展「ebullient」森美術館ショップ
2022 個展「Spin on」tagboat / 阪急メンズ東京
2023「ONE ART TAIPEI」JR東日本大飯店台北(台湾)
「名画の旅 江戸から現代まで -リアルアート体験 美術館へ行こう-」足利市立美術館
個展「彼方&release」六本木ヒルズA/Dギャラリー
2024 「Affordable Art Fair HongKong」香港会議展覧中心 (香港)
浮世絵に描かれたユーモア、風刺表現に影響を受け、時代と共に変化していく家電製品や飲食物といった消費される生活用品をモチーフに、現代と昔とが融合した、アニメーションのような躍動感やストーリーを込めた「家電図」シリーズをはじめとする絵画を発表しています。