2021.3.6 (土) 11:00 – 19:00 会場 東京都港区海岸1-7-1 入場料 1,000円(学生無料)
2021.3.7 (日) 11:00 – 18:00
東京ポートシティ竹芝
東京都立産業貿易センター浜松町館 3F
アートフェアといえば、通常はギャラリー数十社または数百社がブースで参加する展示見本市となっている。しかしながら、今回初めての試みである tagboat art fair は、タグボート1社だけで開催することとした。タグボートがリスクを張ってまでアートフェアを開催する理由には tagboat way という会社としての考え方が元になっている。
1. 食べていけるアーティストの数を増やす
2. アーティストの世界観を誰でも分かりやすく伝える
3. 競争はしない
tagboat art fair によって上記の3つをミッション遂行が可能なのだ。
まず一つめの食べていけるアーティストの数を増やすためには、今の世の中は作品を実際に見せることとオンラインで販売することの両輪を回すことが当たり前となっている。タグボートは日本で初めての現代アートに特化したオンラインギャラリーとして17年間ネット販売を強力に進めてきたが、現在もリアルのスペースを通じて作品を見せることがオンラインの販売へとつながることを感じている。
二つめのアーティストの世界観を誰にでも分かりやすく伝えるためには、一般のアートフェアのギャラリーブースでは作家が出品できる数と広さは限られており、その中だけで世界観を伝えることは実質的には不可能だ。作家の世界観を展開するには個展のように仕切りがあり、且つある程度のスペースで分かりやすく伝えなければならない。
そして重要な三つめの競争はしないということが今回のアートフェアの根幹となっている。差別化とかいうことではなく、他社とはまったく違うことをするということだ。一般のアートフェアではギャラリー間の競争が発生して顧客の奪い合いとなってしまうのだが、今回はタグボートが単独で取り扱いアーティストを紹介することとなる。それに耐えうるだけの多彩でクオリティの高いアーティストがずらりと揃っていることがタグボートの強みだ。
アーティストがギャラリーと同等のスペースを持ち、そこで世界観を繰り広げる様(さま)は、通常のアートフェアでは見ることのできない壮観さであり、その空間には1年前から作家によって入念に計画された繊細さもある。
これまで誰もやったことがないアートフェア。それをタグボートが初めて実現したいと思う。
株式会社タグボート 代表取締役 徳光健治
Artist Interview
(インタビュー:寺内奈乃)