2021年12月7日(火) ~ 12月27日(月)
営業時間:11:00-20:00
*12/17、12/18、12/24、12/25のみ11:00-21:00営業
*最終日は18時close、他、館の営業時間に準ずる
入場無料
会場:阪急MEN’S TOKYO タグボート
〒100-8488 東京都千代田区有楽町2-5-1 阪急MEN’S TOKYO 7F
銀座、阪急MEN’S TOKYO 7F、タグボートのギャラリースペースにて、現代アーティスト・西島雄志による個展「Deification」を開催いたします。
銅線をコイルのように巻き付けた無数のパーツを使用し、人や動物などのカタチを与える西島雄志。彫刻家として数々の立体作品、インスタレーションを発表してきました。
西島雄志が銅線を巻き始めたのは13年前。
日常そのものを制作にしようと考え、銅線を持ち歩き電車内や公園、自宅のリビングなどで巻きはじめました。銅線を巻き取っていく緻密な行為は彼が日常を過ごした時間の積み重ねを表し、銅線を巻く行為そのものに意味があります。西島雄志はその「時間」を素材として「存在」あるいは「気配」をテーマに作品を制作しています。
彼の生み出すインスタレーションはパーツを断片化して配置しているにも関わらず、目には見えない部分を鑑賞者に想像させ、人や動物の全体像を呼び起こします。静謐な中に圧倒的な存在感と威厳を放ち、私たちに何か神秘的なものを感じさせるのです。水の上に漂うように、ゆらゆらと光に照らされた銅の表情は経年で変化していき、いつまでもひたむきに輝く光の粒と影とで神秘的な情景を生み出します。
本個展では、新作を作品を展示・販売致します。
神々しくも静まり返る、影をも作品と言えるインタレーション及び立体作品を是非ご高覧下さい。
およそ2m程の大型作品、「神鹿」を制作予定です。
皆さま是非ご高覧くださいませ。
2021 H210×W200×D90cm
銅線を巻いたパーツをつないだ彫刻
CONCEPT
タイトルの「Deification」は「神格化」です。
人は「存在感」や「気配」を感覚的に感じ取っています。
私はその感じ取っているものを表現する試みをずっと続けてきています。
カタチのないものにカタチを与えて、そこに生まれる気配を表現しています。
微かな音や温度の変化、ちょっとした傷や痕跡などを頼りに「視覚」「触覚」「嗅覚」「味覚」「聴覚」の五感を総動員して想像したものがきっと「存在感」や「気配」なのではないか。
また「経験」「情報」「知識」「技術」を頼りに「存在感」や「気配」を解読しようとしているのではないか。
それらの結果を「第六感」として捉えていて、「神」に置き換えているのかと。
「存在感」や「気配」を表現しているうちに、人はそういう説明しにくい感覚のことを「神」という言葉に置き換えているのではないかと最近思うようになりました。
EC販売
※EC販売は12/7(火)13時頃からを予定しております。
※店頭販売を優先しておりますので、ご希望の作品がECにてご購入頂けない場合もございます。予めご了承くださいませ。
2021 H210×W200×D90cm
銅線を巻いたパーツをつないだ彫刻
2021 H35×W26×D13cm
銅線を巻いたパーツをつないだ彫刻
2021 H35×W26×D14cm
銅線を巻いたパーツをつないだ彫刻
PROFILE
西島 雄志 Yuji Nishijima
人の存在やその気配に興味がある。空間に満たされたものを感じ取り、形を与えてみる。与えられた形から、空間を再構成する。光を通して視覚から感じとる形により、空間を一定に保ちたい。
「存在」ということを意識したときに、物質そのものよりもその周辺に感じる「気配」のほうがリアルに感じる。その「気配」を彫刻として表現するとき、どこまで形にするのか、どこまで形をなくすのか、そのせめぎ合いの中で形も意識も揺れ動く。そしてその過程を経て確実にカタチを存在させていく。空間の中で断片が浮遊し、光を得て浮き上がるカタチは、正に「気配」として「存在」し始める。
1969 神奈川県生まれ
1993 東京芸術大学美術学部彫刻科卒業
1995 東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了
個展
2002 個展(ガレリア・グラフィカbis/銀座)
2004 個展(巷房階段下/銀座)
2005 個展(ガレリア・グラフィカbis/銀座)
2006 個展(巷房・Space Kobo&Tomo・巷房階段下/銀座)
2007 個展 -ペルソナ-(Space Kobo&Tomo/銀座)
2007 個展 -しあわせのカタチ-(ambiente/代官山)
2008 個展 -存在の気配-(Gallery ef/浅草)
2009 個展 -連なる痕跡-(巷房1・巷房2・巷房階段下/銀座)
2010 個展 -光と存在と-(metal art museum hikarinotani/千葉)
2018 個展 -光の粒-(tagboat Gallery/人形町)
2020 個展 -水平と垂直と点と線と面と時間と空間と距離-(VIENTO ARTS GALLERY/高崎)
グループ展
1993 グループ展「MALL EXHIBITION 1993」(TOKYO EAST21/東陽町)
1993 グループ展「MALL EXHIBITION 1993 ll」(TOKYO EAST21/東陽町)
1997 「コンクリートアートミュージアム展」三等賞受賞(名古屋国際会議場/名古屋)
2003 グループ展「DISCOVERY2003」(key gallery/銀座)
2004 グループ展「立体7人展vol9」(Gallery52/飯田橋)
2006 グループ展「「RE:2006」(GALLERIA PUNTO/池袋)
2007 「Iron Tribe 2007 Exhibit」(Burris Hall Art Gallery/New Mexico USA.)
2007 グループ展「conspiratio 4」(Lux Gallerie/京橋)
2007 グループ展「RE:2007」(GALLERIA PUNTO/池袋)
2008 グループ展「平面と立体俊英作家による作品展」(さいかや/川崎)
2008 グループ展「RE:2008 彫刻家の現場-7人の場合-」(GALLERIA PUNTO/池袋)
2009 グループ展「Archives」(シンワアートミュージアム/銀座)
2010 グループ展「STEELERS 芸大彫刻金属室で学んだ作家達 vol.7」(天王洲セントラルタワー)
2010 グループ展「七曜7人展」(ギャルリー志門/銀座)
2010 グループ展「Re:2010 さかのぼるプロセス – from worktable 」(GALLERIA PUNTO/池袋)2011 グループ展「七曜7人展」(ギャルリー志門/銀座)
2011 「中之条ビエンナーレ 2011」(群馬県中之条町)
2011 「RE:2011 感化されたものへの挑戦」(池袋)
2012 グループ展「七曜7人展」(ギャルリー志門/銀座)
2013 グループ展「七曜7人展」(ギャルリー暁/銀座)
2014 グループ展「七曜7人展」(ギャルリー志門/銀座)
2015 「中之条ビエンナーレ 2015」(群馬県中之条町))
2017 グループ展「金属彫刻展-原武典と二十人」(いりや画廊/入谷)
2017 「中之条ビエンナーレ 2017」(群馬県中之条町)
2018 「Chiang Mai × Nakanojo Arts Exchange Exhibition [Synchronicity](チェンマイ大学アートセンター/タイ)
2019 「中之条ビエンナーレ 2019 PRELUDE」(群馬県中之条町)
2019 「中之条ビエンナーレ 2019」(群馬県中之条町)
2019 China-Japan Contemporary Art Exhibition (広州53美術館/中国)
2019 グループ展「Group exhibition 空 2019」(S.Y.P/曙橋)
2019 グループ展「アート解放区 代官山」(Tenoha Daikanyama/代官山)
2020 グループ展「アート解放区 銀座」(銀座高木ビル/銀座)
2020 グループ展 「TAGBOAT×百段階段 展」(ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財 百段階段/目黒)
2020 グループ展 「STAY SHANING」(阪急メンズ大阪/大阪)
2021 グループ展 「TAGBOAT ART SHOW」(阪急メンズ東京/東京)
2021 「中之条ビエンナーレ 2021 PRELUDE」(群馬県中之条町)
2021 グループ展 「アート解放区 ESTA日本橋」(日本橋福島ビル/東京)
2021 都美セレクション展「体感A4展』(東京都美術館/東京)
2021 第22回 日本フランス現代美術世界展(国立新美術館/東京)
2021 グループ展 「TAGBOAT ART SHOW 2」(阪急メンズ東京/東京)
2021 「中之条ビエンナーレ 2021 」(群馬県中之条町)
2021 「表面張(彫)力」(群馬県中之条町)
アーティスト・イン・レジデンス
2011 「中之条ビエンナーレ 2011」(群馬県中之条町)
2015 「中之条ビエンナーレ 2015」(群馬県中之条町)
2017 「中之条ビエンナーレ 2017」(群馬県中之条町)
2018 チェンマイ X 中之条交流プログラム(チェンマイ大学アートセンター/タイ)
2019 「中之条ビエンナーレ 2019」(群馬県中之条町)
2019 China-Japan Contemporary Art Exhibition and Residency (広州53美術館/中国)