田村久美子「greenscape × Kyushu Scenery」
2021年10月26日(火) ～ 11月15日(月)
営業時間：11:00-20:00
＊最終日は18時close、他、館の営業時間に準ずる
入場無料
会場：阪急MEN’S TOKYO タグボート
〒100-8488 東京都千代田区有楽町2-5-1 阪急MEN’S TOKYO 7F
銀座、阪急MEN’S TOKYO 7F、タグボートのギャラリースペースにて、現代アーティスト・田村久美子による個展「greenscape × Kyushu Scenery」を開催いたします。
ロンドンで幅広くアートを学び、その後も油絵・平面の可能性を広げながら、自然界の花や草木が作りだす独自の空間に魅了された作品を描き続ける田村久美子。緑溢れる自然豊かな地で生まれた彼女は、時代による変化を伴いつつも、時間を繋ぎ、人を繋ぎ、遺り続ける神秘的な風景に惹かれ、平面でありながら奥行き豊かな空間を表現します。
近年は自然の風景に対し「どのように見るか」視点を変えることで、自然が魅せる表情の違いを追い求めています。今回の個展では強く優しい九州の風景の「どこでもないどこか」を奥行豊かに画面に存在させます。田村久美子は人の作為によらず存在し続ける自然の形を私たちの想像を遥かに超えて純然に描き、品のある空間を生み出します。
本個展では、新作を含む約20点の作品を展示・販売致します。九州各地の国立公園を巡る21日間に及ぶ旅の記録を是非ご高覧ください。
【展覧会特別企画】
Zoomでの田村久美子作品紹介を実施致します。
『タグボート代表・徳光健治のここだけの話「田村久美子の魅力を探る」』
10月27日（水）18:30~19:00
個展の楽しみ方、新作の見所などを大公開！是非ご覧ください。
著書「現代アート投資の教科書」
下記のURLよりどなたでもご参加いただけます。
https://us02web.zoom.us/j/87644964027?pwd=SFgwUEVTWUlFTmw1MUVkcWVvU1p3Zz09
ミーティングID: 876 4496 4027
パスコード: 109099
CONCEPT
2020年、成田市「ふわりの森によるArt Pool Project」に参加し、町の歴史や文化に触れながら、
その土地特有の風景をもとに作品をつくり出していくという体験は、自分の中の何かを大きく変えました。
この思いをどう膨らませていこうかと考えていた今年、九州宮崎のアートレジデンスからお誘いをいただき、
以前から訪れてみたかった九州各地の国立公園を巡ってみようと21日間に及ぶ旅を始めました。
思うがままに、ただひたすらにまだ見ぬ風景を探していく毎日。
はじめて訪れる地で新たな感覚を掴むように、出会う壮大な自然の景色とこの感覚を記録しておきたいと
夢中でシャッターを切り日記として言葉を綴りました。
“目の前の景色の中に身をゆだねていくと、ほんの少しの光の変化で世界は色を変えていくのがわかる”
（2021.5.22）
“土地の色、匂い、山々や樹々がつくり出す特有の形に色によって風景の輪郭がつくられる。亜熱帯の樹々が放つ
少し乱暴で深い緑も、点在する島々も。まるで生き物のように。
“（2021.7.19）
強く優しい九州の風景と向き合ううちに、どんなにシャッターを切っても心を揺らした風景の全てを写し取る
ことは出来ない。私が今見ているままには映らないことに気づきました。
私自身が見たいように見ているだけなのかもしれない、と。
それは落胆すると同時にひとつの応えのようなものを含んでいました。
四角く切り取られた写真の中のいくつかの景色は、アトリエの中で私の記憶を呼び起こし、旅した場所へと
再訪させてくれます。それは旅の中で出会った風景、写真という媒体となった風景、私自身に気憶されている風景。
この三者の間を行き来することであり、キャンバスに浮かび上がってきた風景は、もう特定の場所を示すことが
出来ない。「どこでもないどこか」であり、浮かび上がるこの風景こそが絵画となる。
これは、「浮かび上がる風景を探す旅」の記録です。
田村久美子
【タグボートオンライン販売】
「greenscape×kyusyu scenery 202107」
2021
H60xW60cm2cm
Acrylic on Canvas
「greenscape×九州百景 202107」
2021
H74.7xW74.7cm
Oil on canvas
「greenscape×九州百景 202102」
2021
H14xW36cm
Oil on canvas
「greenscape×九州百景 202104」
2021
H14xW36cm
Oil on canvas
PROFILE
1979 長野県生まれ
2003 日本大学芸術学部美術学科絵画コース卒業
2003-2005 渡英、Byam Shaw School of Art@ CSM London在籍/修了
2016年からは「EnoR (エノアール)」を設立し活躍の場を広げている
＜個展＞
2001 「もののけ」 空木画廊、東京
2007 「Holy Garden」 AISHO MIURA ARTS、東京
2009 「out of the mountain」 AISHO MIURA ARTS、東京
2012 「The remains of the moment」 H.P.FRANCE WINDOW GALLERY Marunouchi、東京
2013 「plant in Ananda」Hair salon Anand、東京
2016 「森になる」 SMART SHIP GALLERY、東京
2018 「東京 green line」H.P.FRANCE WINDOW GALLERY Marunouchi、東京
「association game “Dear Hokusai”」 tagboat×阪急MEN’S TOKYO gallery、東京
2019 「であう ～Regna Art Port vol.14～」 REGNA Terrace Tokyo
2021 「greenscape×九州百景」TAGBOAT GALLERY、東京
※国内外のグループ展、海外アートフェア参加多数
＜コミッションワーク・コレクション＞
六本木ミッドタウンオフィスタワー33F（JT協賛）
社会医療法人母恋天使病院（北海道札幌）
大阪府立精神医療センター（大阪）
さいたま赤十字病院（埼玉）
新慶友整形外科病院（群馬）
インターコンチネンタル横浜Pier8 (横浜)
ふわりの森アートプロジェクト ART POOL栄町営竜角寺台プール（千葉）
＜受賞歴＞
2007 “amuse art jam 2007”ベネッセ特別賞受賞
2009 “art_icle Award”入選
2010 “UK-JAPAN ADFaward (EWAAC)”入選
HP
https://www.instagram.com/enor.tokyo/
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