*展示作品は、個展3日目で完売となりました。ご購入希望で、買えなかった方もたくさんいらして、嬉しい悲鳴となりました。確かな実力で人気沸騰の若手作家の個展をぜひご覧ください。
なお、今後tagboatにて販売する深澤の新作について、waiting listを受け付けております。ご希望のお客様は、阪急メンズ東京7階tagboatギャラリー・スタッフまでお声掛けください。
2019年9月6日(金)~9月24日(火)
営業時間:11:00-20:00
*最終日9月24日は18:00までとなります。
*他、館の営業時間に準じての開催となります。
入場 :無料
会場 :阪急MEN’s TOKYO ギャラリータグボート
〒100-8488 東京都千代田区有楽町2-5-1 阪急MEN’s TOKYO 7F
オープニングパーティー:9月6日(金)18:00-20:00
銀座、阪急MEN’s TOKYOに誕生したギャラリータグボートでは、何気ない日常の一場面を、瞳に焼き付けるように、鮮烈に描き出すアーティスト・深澤雄太による個展「nostalgia」を開催します。
鮮やかな色彩感覚、たっぷりと絵具を使った大胆なストローク、どこか懐かしさを感じる日常のワンシーン。深澤氏の描くキャンバスは、普段目にするような素朴な題材が描かれながらも、鑑賞者の心を揺さぶる郷愁的な雰囲気が漂います。
2019年3月に東京藝術大学絵画科油画専攻を卒業したばかりの深澤氏は、在学中、学生ながらもタグボートの企画展に大抜擢され、展示作品はオンラインも含めて完売するという偉業を成し遂げました。アート界期待の新人としてメディアに取り上げられるなど、今一番注目の若手アーティストだと言えます。
深澤氏の描く色彩はダイナミックでありながらも繊細にゆらめくように感じられます。それは絵具をのせる過程で、一つ一つの要素を吟味、反芻するなかで揺れ動く、深澤氏の心の躍動が画面に表れているからかもしれません。
タグボートでは2度目となる本個展では、完全新作となる20点以上の油彩作品を展示・販売いたします。
アーティストとしての道のりを歩みだし、精力的に活動の場を広げる深澤雄太。22歳の感性が映し出す渾身の展示会をご高覧ください。
-深澤雄太 個展アーティスト・インタビューも、こちらから、ぜひお読みください。
深澤雄太 展「nostalgia」制作風景
にて会期が始まり次第オンラインで販売開始いたします。
各作品ページ内の「ASK」下部「お問い合わせはこちら」からご予約ください。
ただし、展覧会会期中に売約済みとなることがございますので、ご承知おきください。
「青の聖域」
キャンバスサイズ:162×130 cm
「小豆島の犬」
キャンバスサイズ:27×27 cm
「新御茶ノ水の地上の道」
キャンバスサイズ:33×53 cm
「飛鳥山のみえる展望台」
キャンバスサイズ:162×130 cm
「船が沢山ある眺め」
キャンバスサイズ:60×60 cm
「じっとみつめる猫」
キャンバスサイズ:18×14 cm
「黄色い木が空に浮かぶ」
キャンバスサイズ:60×60 cm
「一月一日」
キャンバスサイズ:145×112 cm
「日野市にある道路」
キャンバスサイズ:60×60 cm
「東京都 日野市」
キャンバスサイズ:194×162 cm
「聖域の岬」
キャンバスサイズ:80×65 cm
「コヨミとツキミ」
キャンバスサイズ:41×31 cm
「光の庭」
キャンバスサイズ:45×38 cm
「高円寺の猫」
キャンバスサイズ:18×14 cm
「青色と朱色の旅館」
キャンバスサイズ:53×53 cm
「よく冷えたアイスコーヒー」
キャンバスサイズ:45×38 cm
「新御茶ノ水の地下の道」
キャンバスサイズ:65×80 cm
「路地裏」
キャンバスサイズ:18×14 cm
「地元の水平線」
キャンバスサイズ:53×53 cm
「赤い屋根がみえる丘」
キャンバスサイズ:14×18 cm
「隙間からのリズム」
キャンバスサイズ:27×27 cm
「大涌谷」
キャンバスサイズ:27×27 cm
「豊島の海と空が広がる場所」
キャンバスサイズ:91×116 cm
深澤雄太
1996 東京都日野市生まれ
2019 東京藝術大学 絵画科 油画専攻 卒業
●過去の展示
2016年 取手 拝借景 展示
取手アートパス2016
銀座Stage1 「ふらっと展」
Actアート大賞展
銀座Stage1 「やろつど展」
2017年 根津 ラッキーカレー「もの派はすごいが、彩がない()」
新丸の内ビルディング8F MARUNOUCHI HOUSE 藝大選抜
アーツ千代田3331 「蜃気楼」
2018年 tagboat gallery 初個展 「泣いて、静かになる。」
independent 東京 tagboat主催
2019年 Gallery MARUHI 企画展 「吊るされた肉」
●受賞歴
2015年Gallery TACHIBI 賞 受賞
●メディア掲載
2019年 Pen「今こそ知りたい!アートの値段」
徳光健治「教養としてのアート 投資としてのアート」
美術の窓「新人大図鑑2019」
CONCEPT by Yuta Fukazawa
私の絵画は、実際に見たときの色や形とは違う私のフィルターを通して描かれる世界です。
私は、普段の生活の中でスマートフォンカメラや一眼レフを使って気軽に写真を撮り続けて残しています。実際に描かれるモチーフは、その普段の何気ない日常の一場面から切り取られたものです。 ですが、私はあくまでも撮りためておいた写真の中の景色は、形や色を記録したものとして扱います。なぜなら、私は写真の中に映し出されたモチーフをそのままキャンバスに描き写し取るのではなく、私と絵とのやりとりで出てくるモチーフの捉え方を描きだすことを大切にしているからです。
では、私がそのやりとりの中で捉えて描いているものは何かという「問い」が生まれます。
それは、写真には写し取れないもので実際の視覚で感じられないので、簡単には言葉で説明しづらいことなのですが、あえて言葉にするのであれば「人間の特有の感覚」と言えるものです。 「人間の特有の感覚」とは、視覚的に捉えた情報を内に取り入れ、反芻することによって揺れ動く心のあり方だと思います。
私は、その揺れ動く心を、「衝動的」とも言える物質的な筆致を重ね痕跡として残すように描いています。 それにより、鑑賞者は絵の具の厚みや線の引き方から、画家としての私の息遣いや時間の経過を感じることができると思います。 それは、人間が引いている生身の線だからこそ多分何か、感じてくれると思っています。
絵画に込めた気持ちや姿勢は、正直に絵の表情として浮かび上がってくるものだと信じています。画家の心は常に揺れ動きながら、感覚に映し出された形や色をつかまえようとします。
そうやって最終的に出てきたものが、私が本当に見たかった世界なのかもしれません。