2019年10月11日(金)~11月14日(木)
営業時間 :11:00-20:00
*最終日11月14日は18:00までとなります。
*他、館の営業時間に準じます。
入場無料
会場 :阪急MEN’s TOKYO ギャラリータグボート
〒100-8488 東京都千代田区有楽町2-5-1 阪急MEN’s TOKYO 7F
オープニングパーティー:10月11日(金)18:00-20:00
銀座、阪急MEN’s TOKYOに誕生したギャラリータグボートでは、新進気鋭の2人のアーティスト、加藤智大と新藤杏子の展示を行います。
アーティストとして、そしてパートナーとしてお互いに切磋琢磨し合う加藤智大と新藤杏子。2006年に多摩美術大学大学院美術研究科修士課程を卒業した加藤は、第十六回岡本太郎賞を受賞。一貫して、鉄という物質の表現力を追求してきました。新藤は2007年に多摩美術大学大学院美術研究科修士課程を卒業後、シェル美術賞に入選。生命の営みをテーマに平面作品を作り続けています。
瞳がフルーツになってしまった少年、絵の具が流れて目と肌が混ざりあった少女、新藤杏子が描く人物画は、肌や髪の毛が溶け出して、表情が見えなくなってしまうものも多くあります。そこには生き物としての人間の生々しさが感じられ、新藤の考える「生命」についての哲学を見ることができます。
加藤智大は、「鉄で鉄ではないものをつくる」を出発点に、立体作品の制作を行ってきました。着脱可能な鉄製のネクタイや、茶室の外観・内装・茶器に至るまで鉄で制作する代表作「鉄茶室『徹亭』」など、鉄という素材の物質性を際立たせる作風が特徴です。
本展では、平面・立体・インスタレーション作品を含む、30点あまりを展示・販売いたします。2人の作品がコラボレーションした共作も登場する、またとないこの機会。異なる作風の2人が紡ぎだす展示空間を、是非ご体感ください。
新藤杏子による、本個展展示作品を制作した“上海レジデンス制作レポート”はこちらから。
Tomohiro Kato
A bunch of steel bananas
Tomohiro Kato
anonymous-human#3
Tomohiro Kato
iron-oxide painting
“C.D./T****82”
Kyoko Shindo
quinpu girl
Kyoko Shindo
hu ping mian guan
Kyoko Shindo
pose
加藤智大
1981年 東京生まれ
2006年 多摩美術大学大学院修了
新藤杏子
1982年 東京生まれ
2007年 多摩美術大学大学院修了
CONCEPT
私達はご存知の方もおられると思うが夫婦である。
そしてお互いがアーティストだ。
寝食を共にし、更には同じ仕事場に通い、そして愛する息子の父母でもある。
生活も仕事も育児もほぼ毎日一緒なのだ。
そんなに一緒にいても不思議なもので私達は全く異なる表現で互いに歩んできた。
加藤は「鉄」を通じて社会に存在する「境界」を探る。
新藤は絵画を通して生の営みを具現する。
度重なる苦楽を共有し、様々な知識や技術を補完しながらも、
相手のアイデンティティを深く理解し、互いに表現を深めてきたのだ。
私達は強く干渉しながらも互いの矜持が揺らぐことはない。
今回は夫婦で初めての二人展である。
先月まで家族3人で滞在していた上海にて制作した作品を中心に展示する。
加藤は中国に於ける市民への干渉について改めて感受し、
自身の作品をより深く考察する事となった。
新藤は中国で暮らす人々を観察し、
制限や不条理の中で生き抜く人々の強さを描き留めたいと考えた。
そして加藤の近作である“Painting prison”に新藤の絵画を幽閉する。
作品同士が過度に干渉しながらも互いに強く主張する様はさながら私達の関係のようではないか。
【加藤智大】
[個展]
2019. “Anonymous” / TEZUKAYAMA GALLERY / 大阪
2015. 鉄茶室徹亭 @ART TAIPEI / 世界貿易センター / 台北
2015. “Hidden matter” VOLTA NY / Pier90 / ニューヨーク
2014. 鉄茶室徹亭 @VOLTA BASEL / MARKTHALLE / バーゼル
2013. 太陽と鉄 / 岡本太郎記念館 / 東京
2012. “LiFe is steel full” / TEZUKAYAMA GALLERY / 大阪
2011. “Fe w” / アルマスギャラリー / 東京
2008. “desolate world” / AISHO MIURA ARTS / 東京
[ グループ展]
2018. Structure & Variation / Donna Art & Consulting / 台北
2017. TARO 賞20 年 20 人の鬼子たち / 岡本太郎記念館 / 東京
2016. いわきまちなかアートフェス玄玄天 / 酒屋さわきや離れの庵 / いわき市
2015. 鉄茶室徹亭 @ART15 Projects / Olympia / ロンドン
2014. 3331 ART FAIR Various Collectors’ Prizes / 3331 Arts Chiyoda / 東京
2013. 第16 回岡本太郎現代芸術賞展 / 川崎市岡本太郎美術館 / 神奈川
[ 受賞歴]
2013. 第16 回岡本太郎現代芸術賞 岡本太郎賞
2011. Geisai Taiwan#2 片山正通賞
[ 屋外設置]
2013. 16th International Sculpture Symposium in Icheon
/ 利川市内公園 / 韓国
【新藤杏子】
[個展]
2004年 新藤 杏子 展〔銀座ギャラリーフォレスト.銀座〕
2010年 -a transient apartment-〔gallery Trinity・六本木〕
2011年 GAME〔gallery Trinity・六本木〕
2012年 Wonderful Life 〔YUKI-SIS・東京〕
2014 年 考える牛 〔YUKI-SIS・東京〕
2015年 光・闇・光 〔YUKI-SIS・東京〕
2017年 -頭のさなぎ-〔YUKI-SIS・東京〕
2018年 48(YUKI-SIS・東京)
2018 年 softparade(gallery tagboat)
[グループ展]
2010年 存在の濃度〔アルマスギャラリー・門前仲町〕
2013年 Esperanto 〔Bunkamura gallery. 渋谷〕
2017年 The Fools ≒ Great Artists(スパイラル・青山)
2019年 The Super-Dupers(スパイラル・青山)
[アートフェア]
2009年 geisai#13〔kaikaikiki三芳スタジオ・三芳〕
tcaf 2009 〔東京美術倶楽部・御成門〕
2010年 kunStart 10〔イタリア・ボルツァーノ アートフェア〕
geisai#14〔東京国際展示場・有明〕
ライブペインティング〔笹塚ボウル・笹塚〕
geisataiwani#2〔台湾・台北〕
2011年 Young Art Taipei 〔台湾・台北〕
2012年 Young Art Taipei 〔台湾・台北〕
アート大阪〔大阪〕
Affordable Art Fair 〔NY・US〕〔Brussels・Belgium〕
ULTRA〔東京〕
[受賞 /入選歴]
2004年 東京ワンダーウォール 2004 入選 〔東京都現代美術館〕
2005年 東京ワンダーウォール 2005 入選 〔東京都現代美術館〕
2006年 東京ワンダーウォール 2006 入選 〔東京都現代美術館〕
シェル美術賞 2006 入選 〔代官山ヒルサイドフォーラム〕
2007年 東京ワンダーウォール 2007 入選 〔東京都現代美術館〕
2008年 東京ワンダーウォール 2008 入選 〔東京都現代美術館〕
2009年 Young Artist Japan octorber2009入選〔交通会館・有楽町〕
シェル美術賞 2009 入選〔代官山ヒルサイドフォーラム〕
2010年 Young Artist Japan 2009入選〔ターナーギャラリー・落合南長崎〕
ダヴィンチを探せ 2010入選〔大阪芸術大学・大阪〕
Geisai Taiwan#2審査員賞受賞〔台湾・台北〕
2011年 Young Artist Japan Vol.4審査員特別賞受賞〔ラフォーレミュージアム・六本木〕
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