2019年4月19日(金)~5月23日(木)
営業時間:11:00-20:00
入場無料
会場 :阪急MEN’s TOKYO ギャラリータグボート
〒100-8488 東京都千代田区有楽町2-5-1 阪急MEN’s TOKYO 7F
オープニングパーティー:4月19日(金)18:00-20:00
3月にリニューアルしたばかりの阪急MEN’s TOKYO(東京都千代田区)にオープンした、ギャラリータグボートでは、樹脂を用いて様々なものにお菓子のデコレーションを施す現代美術作家、渡辺おさむ氏による個展「Capitalism」を開催します。
アート界のスイーツ王子と呼ばれる渡辺おさむは、東京造形大学デザイン学科に在学中からお菓子づくりの技法をアートに取り入れ、制作を行ってきました。
樹脂でつくられたふわふわのホイップクリームや、砂糖ののった甘やかなゼリー。
フェイクスイーツで装飾された作品は、思わず触りたくなるような可愛らしさと気品にあふれています。
スイーツデコの技術をアートに昇華させた第一人者としてメディアに取り上げられる渡辺は、大原美術館をはじめとする各地の美術館にも作品を収蔵しており、ヨーロッパやアジア、アメリカなどで行った個展が話題になるなど、海外でもますます人気を高めているアーティストのうちの一人です。
タグボートでは初となる本個展では、スイーツと資本主義をテーマにした新作を発表。
増殖し続ける資本主義経済を、過剰なまでにデコレーションされたスイーツで表現した新作を含む、約30点を展示販売いたします。
まるで見ている者をお菓子の世界に誘い込むかのような、フェイクスイーツで装飾された絵画や生き物たち。
年々作品性を高めていく渡辺おさむの境地を、ご高覧ください。
●展示作品
1980 山口県出身
2003 東京造形大学卒
生クリームやフルーツなどのフェイクフードを駆使し、様々な作品を制作する渡辺おさむ氏。
近年は海外での展覧会をはじめ、日本の各美術館にも作品がコレクションされています。
本年度開催された、はるひ美術館での大規模な個展では過去最高の入場者数13000人の来場者を記録し、美術に疎遠になりがちな人々にも好評を得ました。
また講談社「本」にて、2012年文化勲章を受賞した高階秀爾氏に作品について評論されるなど、美術界においても注目が高まっています。
<主な展覧会>
2007 「五感でアート展」長野県信濃美術館(日本・長野)
2009 「越後妻有アートトリエンナーレ大地の芸術祭」(日本・新潟)
2009 「アニマミックスビエンナーレ」 上海現代美術館MOCA(上海・中国)
2010 「日本」トルコ現代美術館(トルコ・アンカラ)
2011 「渡辺おさむ個展 CHA2011 LOS ANGELES」(L.A・アメリカ)
2011 「十八番」展 ICNgallery(ロンドン・イギリス)
2012 「Re Japan」ASIAN STUDIES GROUP (ミラノ・イタリア)
2012 「渡辺おさむ OHARA-DECO」大原美術館(日本・岡山)
2012 「渡辺おさむ お菓子の美術館」清須市はるひ美術館(日本・愛知)
2013 「小さな世界へようこそ」高松市美術館(日本・高松)
2014 「渡辺おさむ Sweets Sentiment」ポーラミュージアムアネックス(東京)
2014「渡辺おさむ展 お菓子の王国 -スイート・ファンタジー・クエスト-」高崎市美術館(群馬)
2015 「Hello! Exploring the Supercute World of Hello Kitty」
Japanese American National Museum(LA・アメリカ)
2015「渡辺おさむ展SweetsWonderland-お菓子の遊園地-」アスピラート(山口)
【作品収蔵先】大原美術館/山ノ内町立志賀高原ロマン美術館/清須市はるひ美術館/おかざき世界こども美術博物館
著書
2012 OSAMUWATANABE SWEET OR UNSWEET? (ビー・エヌ・エヌ新社)
2013 OSAMU WATANABE POSTCARD BOOK (パルコ)
2015 渡辺おさむのスイーツデコメソッド(誠文堂新光社)
阪急MEN’s TOKYO 公式ウェブサイト:
http://www.hankyu-dept.co.jp/mens-tokyo/
タグボート 公式ウェブサイト: